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クリニックブログ

コロナウィルスの特性について 投稿日:2020/04/15 更新日:2021/10/19

清水直子(表参道ヒカリデンタル矯正歯科院長)

以下、コロナウィルスの特性です。ご参考になさってください。


【米国ジョンホプキンズ大学の感染症教授が作ったコロナウィルスの説明の日本語訳】


●ウィルスは生物ではなく、何層もの脂質(脂肪)でできた保護膜に覆われたたんぱく質分子(DNA)です。

このウィルスが、眼・鼻または口の粘膜の細胞に付着すると、突然遺伝コードが変異し、倍々方式で増え、侵略します。


●ウィルスは生物でなくたんぱく質分子であるため、殺すことはできませんが、自然に崩壊(減衰)します。ウィルスが崩壊する時間は、温度・湿度・どこ(何)に付着したかにより違います。


●本来ウィルスはとても壊れやすいのですが、脂質でできた何層もの膜に覆われていることが問題で、この脂質の保護膜を取り除く必要がでてきます。脂質の保護膜を破壊することが出来る石鹸や洗浄剤は有効(泡立ててこすり破壊)なわけです。破壊するためには石鹸をたっぷりと泡立てて20秒以上こする必要があります。保護膜を破壊することにより、ウィルスたんぱく質は自然に減衰していきます。


●熱は脂質を溶かします。25度以上の水で手や衣服、その他を洗う事が有効な理由となります。さらに暖かい水は泡がより泡立つため、より有効となります。


●アルコールとアルコールを65%以上含むものは脂質を分解します。特にウィルスの外側のたんぱく質の層を分解します。


●漂白剤(塩素)1対水5の割合でプロテイン(たんぱく質)を破壊します。ウィルスの内側から崩壊させます。


●過酸化水素水は石鹸、アルコール、塩素の効果を長持ちさせます。過酸化水素水はウィルスたんぱく質を破壊します。しかし、純過酸化水素水を使用する必要があり、皮膚を傷つける可能性があることに注意が必要です。


●殺菌剤、抗生物質は役に立ちません。ウィルスはバクテリアなどの生物ではないので抗生物質で殺すことはできません。


●服やシーツ、布などを振ってはいけません(使用・未使用にかかわらず)。表面に張り付いた状態では不活性なので勝手に時間がたてば分解するからです。しかし、これを振ったりはたきを使用すると、最大3時間空気中にウィルスが浮遊し、鼻などに付着してしまいます。


-3時間(生地)

-4時間(銅と木)

-24時間(段ボール)

-42時間(金属)

-72時間(プラスチック)


●ウィルスは冷たい空気、寒い空間や、家や車などエアコンがある場所では安定した状態で残存します。

また、湿度と暗さはウィルスの残存を促します。したがって逆に乾燥した暖かい、明るい環境は勢いを墜落させます。


●紫外線ライトや光線はウィルスたんぱく質を破壊します。たとえば使用済みのマスクの殺菌には紫外線ライト(UVライト)を使用すると完璧です。ただし、肌のコラーゲン(これもプロテイン)も破壊するので注意してください。


●ウィルスは健康な肌を通り抜けることはできません。


●酢(酢酸)は脂質の保護膜を破壊できないので有効ではありません。


●スピリッツ、ウォッカも役に立ちません。強いウォッカでもアルコール度数は40度です。ウィルスを破壊するには65%以上の度数が必要です。


●アルコール65%以上のリステインは役に立ちます。


●より狭く限られたスペースではウィルスも集中しているかもしれません。広い場所で換気が良ければウィルスも少なくなります。


●粘膜を触ったり、食べ物、鍵、ドアノブ、スイッチ、リモコン、携帯電話、時計、パソコン、机、テレビ、トイレなどを触る前にも後にも手を洗わなければなりません。


●爪の中にウィルスが隠れるのを防ぐために、爪も短くしておきましょう。


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